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トルコ・イスタンブルに流学中の末澤寧史(すえざわ・やすふみ)のブログ
by swetching
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母なるアナトリアの大地 メソポタミア篇
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ハラン、枯れた大地の子供

今回の旅のベストショットから始めましょう。
ハランはウルファ近郊。シリアにも近い。トルコ国内で最も乾燥した土地。石と土でつくられた伝統的な家が独特のとんがり帽子型になるのは、水分が乏しく、建材に木材が使えないからだ。冬暖かく、夏涼しい家。住民はアラブ。観光地化してこどもの一部がスポイルされている。


さて、1月21日から27日にかけての南東アナトリア写真集です。
期間も一週間しかなく、プレビューという感じですが、文明の発祥地メソポタミアの偉大さにわずかながら触れてきました。今回訪れたのは、チグリス・ユーフラテスのほとりです。

民族的にも、トルコ、クルド、アラブ、スリアーニなど実に多様。飯は辛いが実にうまい。
トルコ一乾いた土地に密着して生きるひとびとの魅力、伝われば幸いです。

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ガズィアンテップのバクルジュ(銅細工師)

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ビレジック。みかんが薫り高く、オレンジ色が深かった。ここはじっくり見てみたかったが今回はパス。

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ウルファ、城壁より

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アブラハム伝説で有名な魚のいる池。

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ユーフラテス川を下流へむかって。左からセビンチ、ダムラ、エルタン。今回の旅はボアジチ大学の写真クラブのひとたちと一緒だった。総勢30人近く。さすがに写真撮るには多すぎるよ。

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GAP、南東アナトリア計画という一大ダム事業によって2000年、多くの村が水の底に沈んだ。
放棄された村に、ハサンおじさんがたったひとりで住んでいるのだが、話を聞けず。機会があれば取材してみたいものだ。

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マルディンの冬景色。

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マルディン。石造りの家から。

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ダラ、というペルシャの昔の都と思わしき遺跡の近くの丘に聖者廟発見。
木には布や、髪が巻きつけられていた。縁結びの聖者サマである。

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チグリス川のほとりに住む子供たち。
南東部は子供が丸暗記した歴史をもってガイドしてくれるのが楽しい。
挨拶まで丸暗記だった。
by swetching | 2007-02-02 01:24
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